メモリーって何?【パソコン初心者向け講座】

メモリーとは パソコン初心者向け講座

パソコンの動作が重い(遅い)と誰かに相談したら「メモリーを増やせばいいよ」とアドバイスされたことはありませんか?この記事ではパソコンにおけるメモリーについて説明します。

メモリーは一時的に使用するデータを格納する「作業机」

メモリーは一時的に使用するデータを格納する「作業机」

上の画像を見てください。狭い机には同時に多くのものが置けないため、同時に複数の作業をこなすことは難しいですね。たとえばパソコンで作業をしている状態から、今度はプラモデルを作る作業をしたいとすると、左側の狭い机の場合は、まずパソコンを片付けて、それからプラモデルを作るために必要な道具などを机に並べるという手順が必要となります。

いっぽう、右側の広い机であれば、パソコンを置いたたまで、プラモデルを作るための道具も置いておくことができます。いちいち席を離れたり片付けたりする手間なく、必要に応じてすみやかに作業を切り替えることができるのです。

これをパソコンで説明すると、広い机は容量の多いメモリーです。メモリーは高速に読み書きできるので一度に多くの作業をこなすことができます。狭い机は容量の少ないメモリーです。一度に広げられる物の数に制限があるため、現在の内容を片付けてから、ハードディスクなどの補助記憶装置からデータを引っ張ってこなければいけないというわけです。

パソコンの電源を切るとメモリーの内容は消えてしまう

読み出しが高速なメモリーですが、構造による特徴があります。それは、電源が流れていないとデータを保持することができない、という特徴です。つまり、メモリーに書き込まれたデータは、パソコンの電源を切るとか、またはパソコンの電源ケーブルに足を引っ掛けて意図せず電源を切ってしまう、あるいは停電などでも同様に、こうした場合はすべてメモリー内のデータは失われてしまうのです。

ですので、Windowsであろうと、AppleのMac OSであっても、あるいはスマートフォンのiOS, andoroidなどであっても、基本的にあらゆるOSでは、電源をオフにする操作をすると、メモリー内のデータをHDDなどのストレージ(記憶領域)に保存する処理を行っています。

また、後述する文書作成ソフトなどでHDDに保存されていないデータが残されているにも関わらず、ユーザーがパソコンの電源を切ろうとすると「未保存のデータがあります、本当に終了してもよろしいですか?」などと聞いてくるのです。

具体的に、パソコンにおけるメモリーと、HDDなどのストレージの記録の違いについて、パソコンの利用者の側の操作において例を上げて説明してみましょう。

まず、Windowsで最も基本的な文書作成ソフトであるメモ帳を起動して、「名前をつけて保存」の操作をせずに、ただひたすら頑張ってキーボードを叩いて、長い時間をかけて文書を作成したとします。しかし、この状態はメモリーにしかデータが存在しない状態です。うっかりパソコンの電源を切ってしまえば、頑張った成果は全て失われてしまうのです。メモリー内にしか存在していなかったデータを取り戻すことは不可能です。

いっぽう、メモ帳を起動した段階で「名前を付けて保存」したとします。こうすることでデータがメモリーだけでなくHDDにも記録されるのです。あとは文書の作成が進展するに従って「上書き保存」の操作をしてやれば、HDDのデータも最新の状態が記録されます。

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