ブローニング・ハイパワー9mm【ハンドガン】【プロのツール】

ブローニング・ハイパワー9mm【プロのツール】 銃とサブカル

この記事ではおっちゃんの一番好きなハンドガン「ブローニング・ハイパワー9mm」を紹介します。なお画像のほとんどは「World of Guns: Gun Disassembly」というSteamで配信されているソフトを使って作成しており、ハイパワーMk.IIIという1980年代に生産されたモデルです。

【以下の動画の音量注意】

ブローニング・ハイパワーとは

無駄を削ぎ落したスリムなプロのツール

種類オートマチックハンドガン
口径9x19mmパラベラム弾ほか
装弾数13発
全長200㎜
重量810g
ブローニング・ハイパワーのスペック

ベルギーのFNハースタル社が1934年にリリースしたオートマチックのハンドガン。現代の15連発前後が基準のオートマチックと比べると一回りほどコンパクト。SIGのP226やベレッタのM92Fなどと比べるとスライド、フレーム、グリップも非常にスリムです。

浦沢直樹さんの漫画作品「MASTERキートン」で有名なイギリスの特殊部隊SASで採用されていたことで有名です。

そんなわけで、元SAS隊員の作家であるアンディ・マクナブ氏のノンフィクション小説「SAS戦闘員」にもハイパワーはちょくちょく登場します。マクナブ氏の半生について、出生、ワルだった少年時代、イギリス軍入隊からSAS入隊を決意するまで、地獄の選抜試験、SAS入隊後の任務などあますところなく記述されており非常に読み応えのある作品です。

ダブルカラム・マガジンを量産ハンドガンで初めて採用

ブローニング・ハイパワーのマガジンは13連のダブルカラム・マガジン。ダブルカラム・マガジン(複列式弾倉)は今ではありふれてますが、当時としては画期的でした。そういえば同じ時代のほぼすべてのハンドガンはシングルカラムマガジンですよね。

非常にスリム

ブローニング・ハイパワー9mm

ブローニング・ハイパワーを上からみたところ。SIGやベレッタのM92Fなどのオートマチックを見慣れていると「本当に細い!」と感動します。タナカのガスブローバックの採寸がどれほど正確なのかわからないけど、感動を得るには十分だったなあ。

ブローニング・ハイパワーとサブカル

映画

セルピコ(1973年)

セルピコ
制作国アメリカ
監督シドニー・ルメット
公開1973年
出演アル・パチーノ

警察による汚職が蔓延するニューヨーク。麻薬課の刑事セルピコは顔面を打たれて危篤状態で救急搬送される。彼を撃ったのは同僚である警察官だった…からはじまる、汚職・腐敗と戦う正義の警官の物語。

1995年公開のブラッド・ピット主演のスリラー映画「セブン」のオープニングで、ブラッド・ピット演じる刑事が妻に「刑事セルピコだ」というセリフがありますが、あのセルピコとは本作の主人公のことです。

セルピコは腐敗と汚職を根絶しようとしたため同僚の警官の多くを敵に回してしまうことになります。彼が警察から支給された6連発のリボルバーを捨ててガンショップで13連発のブローニング・ハイパワーを買い求めるシーンは、すべてを敵に回してでも正義を追求するべく戦うことを決意したセルピコの覚悟が表現されています。ガンショップのオヤジの「戦争でも始める気か?」というセリフが強烈に印象に残っています。

ビバリーヒルズ・コップ シリーズ(1984~1994年)

エディー・マーフィー演じるアクセル刑事が口八丁手八丁で事件を解決する人気ポリスコメディーアクション。ハイパワーは意外にも主人公アクセル刑事の愛銃としてシリーズ皆勤賞です。個人的には正直、エディー・マーフィーのコミカルでスマートなイメージとハイパワーはあまり合ってはいないような気もするのですが…いや合ってる気もするなぁわからなくなってきた。

このシリーズ、3作すべて監督が違います。1作目はロバート・デ・ニーロ主演の「ミッドナイト・ラン」(1988)の監督マーティン・ブレスト、2作目は「トゥルー・ロマンス」(1993)の監督トニー・スコット、最後の3作目は「大逆転」(1983)、「星の王子ニューヨークへ行く」(1988)が代表作のジョン・ランディス。

ハイパワー推しはいったい誰の意見だったのか…まさかエディー・マーフィー?
気になりますね。そのうち調べてみるとしましょう。

ターミネーター2 (1991年)

制作国アメリカ
監督ジェームズ・キャメロン
公開1991年
出演アーノルド・シュワルツェネッガー

ジェームズ・キャメロン監督こだわりの銃器がテンコ盛りのこの映画。ブローニング・ハイパワーもしっかり登場してます。リンダ・ハミルトン演じるサラ・コナーが収監されている精神病院の警備員から奪ったハイパワーをT-1000が使用します。液体金属ボディを持つターミネーターであるT-1000が鉄格子をすり抜ける際に、手にしたハンドガンだけはカチャンと格子に当たってしまうというシーンのあれです。

ゲーム

バイオハザード2 (1998年)、2019年(リメイク版)

ジャンルホラーアクションアドベンチャー
開発元カプコン
発売元カプコン

ダブル主人公の一人であるクレア・レッドフィールドのメインウェポンとしてハイパワーMk.IIIが登場。演出的には特にハイパワーでなければならない必然性については際立ったものはなく、よくあるオートマチックハンドガンとして扱われていましたね。

クレアの登場作として後にリリースされた「バイオハザード CODE:Veronica」ではハイパワーはお役御免になり、代わりにベレッタのM93Rが採用されました。まあ、そっちの方が映えますわねえ…ハイパワーはヒロインの持つ銃としてはいささか地味すぎるか。

2019年に発売されたリメイク版である「RE:2」ではもちろんちゃんとハイパワーが登場しますよ。

トゥームレイダース(1997年)

トゥームレイダース(1997年)
ジャンルアクション
開発元 Core Design
発売元アイドス

いまだにAAAの人気タイトルとして君臨し続けているトゥームレイダーシリーズの1作目。ゲーム中のグラフィックは今よりもずっと簡素なため確認できないのですが、主人公ララ・クロフトの初期装備としてカットシーンだかイメージイラストだかにはブローニング・ハイパワーの2丁拳銃が描かれていたと記憶しています。

その後はララの初期武器はM1911になったりグロックになったり変遷していったと記憶してます。

Fallout: New Vegas

ジャンルアクションRPG
開発元Obsidian Entertainment
発売元ベセスダ・ソフトワークス/ゼニマックス・アジア

非常に自由度が高いアクションRPGとして人気のFalloutシリーズ。本作New Vegasはナンバリングタイトルではなく外伝的位置づけ。広大なオープンワールドにはガンマニア垂涎の多種多様でリアルな銃器が存在します。

本作のハイパワーはまあ、中盤の手堅い一丁という感じでしょうか。本作はキャラの育成自由度が高いのでハンドガン周りのスキルを伸ばせば、わりかしどんな武器でもエンディングまでたどり着くことはできたと記憶しています。

乾いて荒廃した核戦争後のアメリカ西部の雰囲気にもハイパワーは合っていましたね。

マフィアIII (2016年)

ジャンルアクション
(オープンワールド)
開発元Hanger 13
発売元テイクツー・インタラクティブ

キャラクターやらストーリ展開やらが従来のシリーズファンから受け入れられず賛否両論の評価となってしまった「マフィアIII」。個人的には大好きな作品。この作品にもブローニング・ハイパワーは登場します。

豊富な種類の武器が登場するためプレイヤーが好きなものを使って攻略可能という自由度はあるのですが、それをふまえた上でもかなりの強武器として設定されていたのでハイパワーファンとしてはうれしかったですね。

小説

一人だけの軍隊 (原題:「First Blood」) 1972年

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言わずと知れたシルベスター・スタローン主演の大ヒットアクション映画シリーズ「ランボー」(1982)の第一作目の原作小説です。作者はディヴィッド・マレル。

映画ではスタローンが演じるベトナム帰還兵のランボーが主人公で、保安官ティーズルは敵役という構成ですが、原作ではダブル主人公システムです。数えてないけどページ配分はほとんど同じなんじゃないかな?

そんなもう一人の主人公ティーズルは朝鮮戦争に従軍した猛者で、警察署長に就任してからは合理化を推し進めて警察運営を改革したやり手の人物。そんな彼には伝統的なリボルバーよりも13連発ダブルカラムのブローニング・ハイパワーがよく似合っている。最初から最後までハイパワーは彼の相棒として活躍します。

ちなみに映画版のティーズルの装備はごく普通のリボルバーになっていましたね。「田舎町の警官の伝統的な装備」という趣きです。ここは原作リスペクトでハイパワーにしておいてもバチは当たらなかったのではと思うのですが…

ブローニング・ハイパワーのトイガン

おっちゃんが覚えている限りでは、ハイパワーのトイガンとの出会いは、1980年代後半に発売された東京マルイ製のガスブローバック。

東京マルイ製なつかしのガスガン

「マルイからハイパワー出てるの?!」と怪訝に思われた方もいるかもしれませんが、若いみなさんが想像する今どきのガスブロではなくて、グリップ下からむき出しのガスボンベを挿入し、実銃だとファイアリングピンがある位置からロッドを使って流し込んでBB弾を装填するという、何とも時代を感じさせる構造の製品でした。でもね、なんとブローバックするんですよコレが。

外観はまあ、構造からお察しの通りデフォルメはキツかったと記憶しています。ただ、カシャカシャとブローバックする様は面白かったですね。まだMGCのガスブローバックのグロックが世に出る前の話です。

マルシン製モデルガン

次におっちゃんが出会ったハイパワーのトイガンはマルシン製の組み立てキット。たしかハイパワー・ミリタリーでした。正確に思い出せないのですがスライドは若干おデブだった気も…(違ってたらスミマセン)。バージョンとしてはミリタリー、カナディアンがありMk.IIIはなかったと記憶してます。

タナカワークス製ガスブローバック&モデルガン

決定版ですかね。今でも再販を繰り返していると思います。リリース当時の製品を購入しましたが動作はガス漏れをはじめかなり残念なものでした…ガスブロのガス漏れはマガジンを代えればほぼほぼ解決ですが、タナカの場合はそのマガジン入手の難易度が高かったりします(笑)

しかし冒頭でも述べましたが外観は一級品といえるものでほそーいスライドに感動したものです。

おわりに

今回の記事ではおっちゃんが一番好きなハンドガンであるブローニング・ハイパワーを紹介しました。最後まで読んでいただいてありがとうです。

本記事はSteamで販売されている「World of Guns: Gun Disassembly」の作者様の許可を得た上で使用し作成しています。

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